閉じる

かいごの学び舎 稲尾先生のおすすめ漫画

2019/08/29

 

「ヘルプマン」著:くさか里樹(講談社)

現在介護の仕事に携わっている方はもちろん、

これから介護の仕事を始める方にもおすすめ!

主人公の恩田百太郎は、介護の知識も乏しく勉強も苦手だけれど、

介護にかける熱意は人一倍強い青年です。

この主人公の目を通して、

「介護保険制度」、「認知症」、「成年後見制度」

「介護職員の待遇」や「監査」といった

介護業界では日常的に出てくる言葉や問題が、

ときに面白く、ときにシリアスに描かれており、

毎回先が気になってどんどん読んでしまうこと請け合いです。

この手の話しは暗く重くなりがちですが、

この漫画には希望や前向きな気持ちがいっぱい詰まっているので、

読んだ後、明日からまたがんばろう!という気にさせてもらえます。

「人生とは何か!」、「生きる意味とは何か!」、

「人生」を真摯考える人には必見です、

ぜひ一度手に取ってみて下さい。

 

「傘寿まり子」著:おざわゆき(講談社)

長年作家をしている「幸田まり子」さんが、

四世代が住む我が家で居場所を失い80歳で家出をして、

住む家を探したり、ネットカフェで泊りながら仕事をするという、

衝撃的な内容の漫画ですが、高齢者社会が問題になっている現代を

パワフルに生きていくヒロインの「まり子」さんが素敵に描かれている漫画です。

これからの高齢者は、支えられる側から支える側に立つ意識が重要です。

高齢者になっても自分らしく生きることを目指す人には必見です。

そして、超高齢者社会をむかえるにあたって、

高齢者の方の目線で考えられるのではないでしょうか?