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株式会社トーリツ運営本部 IT推進チームです。
急増する“劇場型”詐欺電話─その手口と対策とは?

2025/06/24

ここ数年で見知らぬ電話番号からの着信でドキッとする場面が増えているような気がします。
LINE等のSNSが普及してからは電話で会話する回数も減っており、電話が鳴ると「緊急の用事かな?」と思い電話に出てしまう人も多いと思います。

しかし、実際には詐欺電話であることが多く、しかも勧誘電話とも異なり手の込んだ詐欺電話であることが増えてきているそうです。今回は詐欺電話でも特に手の込んだ”劇場型詐欺電話”について注意喚起を含めてご紹介します。

ご存じの方も多いかと思いますが、この”劇場型詐欺電話”というのは警察を装って最終的には金銭の振り込みまで持ち込むことを目的としています。

このような手口になぜ引っ掛かってしまうのかと疑問に感じる人もいると思いますが、電話口で相手から、ご自身の氏名や住所、生年月日を正確に伝えられた場合、どう感じるでしょうか。

実はこれ、個人情報が漏洩しており、それを悪用しているケースになります。しかも着信の電話番号の末尾が0110で、本物の警察を装っていることが多いそうです。(発信電話番号を偽装する技術があります。)

よくあるケースとして、「今、どこにいますか?」などと言ってくるそうです。この「どこにいますか?」の質問に対して正直に答えてしまうと詐欺グループは“遠方にいるふり”
をして、「電話で調書を取る」と言い出すそうです。

ここで覚えていて欲しいこととして、簡単にご自身のいる場所を教えないこと。少しでも怪しいと感じたら、「○○県警の○○署に折り返し電話しますので、お待ちいただけますか」と伝え、こちらから逆に本人確認を行うのが有効な対策です。

ご高齢の方を狙った標的型の詐欺も存在するそうですので、身近なご家族を含めて対策方法をぜひ共有しておきましょう。

株式会社トーリツ 運営本部
IT推進チーム 花嶋